先日、クライアントさんが抱えていらした葛藤について書きます。(クライアントさんには了承を得て記載しています。)

数年前にお付き合いしていた方に久々に会うことになり、もしかしたら、復縁できるかも?という期待で会ったそうです。そしたら、なんと彼は、昨年結婚していたとのこと。

彼が幸せになっているのを喜んでいる自分もいるのに、一方で「なんで私じゃないの?」「奥さんと別れてしまえばいいのに」と思っている自分がいる。その自分がイヤだし、情けない、と話します。

潜在意識を活用したコーチングは、クライアントさんへ共感するのではなく、クライアントが感じている感情に共振します。

そうなのですね。 自分がイヤで、情けないのですね。 そこから何を得たいと思っているのでしょう、と。その感情の向こう側に、彼と復縁したいということ以上に叶えたい何かがあるのです。 そのことに想いを集中しながらセッションしていきます。

セッションを進めていくと、彼女は「対等でいたい」「地に足をつけて生きたい」と分かってきました。

男性に頼りたいと思考で考えているものの、実は、彼女自身 自分が納得いく人生=自分で稼いで男性とも対等でいたい と考えていました。

実際、数年前に付き合っていた彼と復縁できたとしたら、やっぱり別れた時と同じように悩むのでは?とも感じていました。

数年前、仕事と彼の間で想いが揺れ、やっぱり仕事が思いっきりしたいと思って分かれたのに、今、仕事を辞めたいと時々考えると、そのためだれか頼れる人はいないか、と考えてしまう。

セッション後、

同じことを繰り返しそうになっていました

と、彼女は語っていました。

もしかしたら、もう少し引きづるかもしれないけど、引きづっている気持の向こうの感情が分かって良かったです。と話してもくれました。

自分自身が腑に落ちる感覚を手に入れると(これを「統合」と呼んでいます。)現実は変化します。

彼女のこれからも楽しみです。

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