ホテルでの朝食時に遭遇した場面、その時に感じた こうなればいいなぁ…

私が感じる夫婦の在り方をかきます。

新緑に囲まれたリゾートホテルの朝食会場で、2歳くらいの子が「ママぁ~」と、机の下に潜り込み、ママの足をつかみながらギャン泣きしていました。

最初は、「ママがいいんだよねぇ~」と、ほほえましい気持ちもあって気にしていなかったのですが、

さすがにだんだん声が大きくなり、5分以上泣き続けているので、様子を見ていました。 

無機質な顔をしている父親と、明らかに機嫌が悪く、怒っている母親。。。見ていて、こちらがつらかったです。

父親と母親の温度が違い過ぎていて、私の方がつらく悲しい気分になりました。

息子が必死に母親に訴えている中、

母親は、なにもしない父親に対して怒っていて、

父親は、母親にも息子にも無関心

そんな空気が流れていました。

お父さん、お母さんを助けてあげてっ! って思ったけど、父親も息子が「ママぁ~」とギャン泣きするので、どうすればいいのか分からないのでしょうね。

見かねたのか、隣に座っていた同じ年くらいの女の子が、男の子に近寄って、何か話しかけていましたよ。

10分くらい経過してからでしょうか。母親は、食事も途中で、泣き叫ぶ息子の手を引いて 朝食会場から出て行ってしまいました。

父親に、頑張ってほしかったなぁ…

ご主人が、妻に「俺が何とかするから、ゆっくり食べていて」って言えるような人だったら、

そもそも、こんな状況にはならないのかな。

せっかく旅行に来ているのだから、お母さん「本人」だって楽しみたい。

子供から離れる時間が作れば、また子供のことを考える余裕が出てきます。

私がそうでした。

長女とずっと一緒にいた最初の1年は、離れたくて仕方がなかった。

元夫に相談しても

「母親なのに、なんでそんなこと言うの?」

「母親は、一緒にいて当たり前でしょ」

と理解してもらえず。

あぁ、この子と離れたいと思う、母親の私は人間失格だ、と感じていました。

でも、長女が11か月になったときに、仕事を始めます。

そしたら、仕事をしていて ふっと

今、〇〇ちゃんは、何しているかなぁ…

何を食べているかなぁ

お昼寝、ちゃんとできているかなぁ

って考えるようになったのです。 

あんなに 離れたいっ!と思っていたのに。 不思議な感覚でした。

母親だから、こうあるべきと、一般的なことを言われると、いまだに違和感があります。

父親だってよいと思うし、父親ができないこと(おっぱいをあげたり、「ママぁ~」と泣き叫ぶ子供に「パパと言えっ!」と話すのも無理があります。)があるときは、

父親→子供 

ではなく

父親→母親

にベクトルを向けて 助けてほしい。

私自身が、幼児を抱えていた時に たまたまテレビを見ていたら、子育てを研究している人が

幼児期に、どれだけ父親が子育てにかかわるか、母親のケアをするかによって、その後の夫婦関係が決まってくる

と話していたのを、よく思い出します。

母親だから、こうあるべき

母親だから、こうしなくちゃいけない

苦しいながらも遂行しようとしていた自分に、そもそも無理があったのです。

子育て

ではなく

子供と一緒に

自分も子供になって

同じ方向を向いていれば、もっと楽だったのかな? と、今は感じています。

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